お家でWi-Fiができるようになると、スマホの容量が節約できたり、快適な速度で通信できたりとメリットがたくさんあります。「詳しいことはわからないけれど、とりあえずフレッツ光を使っています。」という人も少なくないでしょう。今回は、フレッツ光からソフトバンク光に転用すると生じるメリットとデメリットについてお伝えします。
ソフトバンク光について知ろう
そもそもフレッツ光って?
フレッツ光とは、NTTが提供しているブロードバンドサービスのことです。認知度が高く、速度の速さにも定評があるため、初めてのお家インターネットとして選ぶ人も多いでしょう。フレッツ光は、お家とインターネットの入口であるプロバイダを繋ぐ役割をしています。そのため、フレッツ光を申し込む人は、必然的にYahoo! BBやビッグローブといったプロバイダ会社と契約しなければなりません。
ソフトバンク光の特徴
ソフトバンク光とはフレッツ光の回線を借りて、ブロードバンドサービスを行う「光コラボレーション(光コラボ)」の一つです。フレッツ光の回線を使用しているので、フレッツ光からソフトバンク光の転用は簡単にできます。ソフトバンク光とフレッツ光の違いは、プロバイダ契約の有無で、別でプロバイダ会社を選ばなければならないフレッツ光とは違い、ソフトバンク光はプロバイダ料が込みになっているところが特徴です。
ソフトバンク光のメリット
月額利用料がフレッツ光よりお得になるかも
フレッツ光の月額利用料は、フレッツ光の利用料とプロバイダ料を足して、戸建てでは月額6,200円以上、マンションでは月額3,850円以上かかります。それに対し、ソフトバンク光では、戸建ての場合は月額5,200円、マンションの場合は3,800円になります。マンションではあまり差は感じられませんが、戸建ての場合は月々1,000円ほどお得です。
おうち割でソフトバンクのスマホユーザーはさらにお得!
ソフトバンク光とソフトバンクの携帯電話をセットで持つと、「おうち割」という携帯代の割引サービスが受けられます。初めの2年間は毎月1,522円、3年目以降は1,008円が携帯代から引かれるので、ソフトバンクのスマホを使っている人はグッとお得度が増しますね。家族全員がソフトバンクのスマホを使っている場合は、家族全員に適用されるので、より通信費を安く抑えることができそうです。
フレッツ光への解約金は発生しない
ソフトバンク光は、フレッツ光の回線を使うため、解約月でなくても解約金は発生しません。ただし、プロバイダを解約する際に、解約金がかかる可能性があります。転用をする時期はプロバイダの解約金がかからない時にすると良いでしょう。ちなみにソフトバンク光はYahoo! BBのプロバイダを使っているため、Yahoo! BBをすでに使っているご家庭ではプロバイダ解約料もかかりません。
ソフトバンク光のデメリット
ソフトバンクのスマホを解約したらメリット減
ソフトバンクのスマホを解約したら、「おうち割」の適用がなくなります。戸建ての場合はインターネットの月額使用料がフレッツ光より1,000円ほど安くなるので、ソフトバンクのスマホを解約したとしても、お得感は残りますが、マンションの場合はフレッツ光と月々50円ほどしか変わらないため、メリットが目に見えて減少するといえるでしょう。
おうち割を受けるにはオプション加入が必要
月々の携帯代を割り引いてくれる「おうち割」を受けるためには、「Wi-Fiマルチパック」と「接続機器レンタル(光BBユニット)」、「電話サービス」に加入しなければなりません。通常では月々1,990円かかるところ、月々500円でオプション加入できるので、お得だと感じる人もいますが、不要な人にとっては不必要な出費になるため、デメリットになるでしょう。
Yahoo! BBのサービスに強制加入
Yahoo! BBの基本サービスには月額300円のスタンダードプランと月額550円のプレミアムプランがあります。スタンダードプランはYahoo!メールやYahoo!ウォレットなどが使え、プレミアムプランは、スタンダードプランに加え、Yahoo!ボックス100GBやTポイント10倍特典が利用可能です。以前から使っている人はいいですが、もし必要性を感じられないならデメリットになるでしょう。
まとめ
フレッツ光からソフトバンク光へ転用すると、ソフトバンクのスマホユーザーは携帯代やインターネット月額利用料でメリットがあります。一方オプション加入などをデメリットと感じる人もいるので、転用はよく見極めてから行うといいでしょう。