UQコミュニケーションズがサービス提供しているWiMAX。無線のインターネット専用のサービスですが、そのWiMAXには、3日で3GBという速度制限があります。この速度制限は、一体どのようなもので、通信にはどれほど影響を与えるのでしょうか。今回は、そのWiMAXの速度制限についてご紹介します。
WiMAXの3日で3GBの速度制限とは
3日で3GB使うと速度制限される
無線のインターネット専用のWiMAXのサービスには、3日で3GBの通信量を使うと、速度制限をされてしまうというルールが存在します。インターネットをかなり使うユーザーであれば、速度制限をかけられてしまうと、思うようにインターネットを利用できず、ストレスの原因になってしまうこともあるでしょう。
はじめは3日で1GBだった
3日で3GB使うと速度制限されるWiMAX。しかし、2013年にWiMAX 2+のサービスが開始された時は、3日で1GB使うと速度制限がありましたが、利用者からのさまざまな要望や意見により、3日で3GBに変更されました。制限がかかった時の速度も、YouTubeが標準画質で見ることができるレベルである700kbps程度に変更されたのです。
3GBってどのくらい?
スマートフォン利用の場合
3GBとは、どの程度の通信を利用すると達するのでしょうか。スマートフォンを利用している場合、UQのホームページを約10,000回見ると3GBに達します。テキストメール300文字の場合、約200,000通、YouTubeは標準画質で約12.5時間視聴すると3GBに達するのです。
パソコン利用の場合
パソコンを利用している場合では、UQのホームページを約1,200回見ると3GBに、テキストメール500文字の場合、約100,000通、YouTubeはHD画質で約5時間視聴すると3GBに達することになります。このように、高画質の動画をよく見る人やオンラインゲームを日常的にしている人など、インターネットのヘビーユーザーでない限りは、そこまで厳しい制限ではないでしょう。
速度制限の開始と解除について
3日で3GBの速度制限のルールとして、過去3日間に使った通信量の合計が3GBを超えてしまった時、翌日の昼頃から制限がかかります。そして、速度制限の解除のタイミングは、過去3日間の通信量が3GBを下回った翌日の昼頃です。もし、過去3日間の通信量が3GBを超えた状態が続いていると、速度制限も解除されずに継続されることになります。
速度制限がかかる場合の例
例えば、1日目は1GB、2日目は1GB、3日目は1.2GB、4日目は0.5GBの通信量を使ったとします。すると、1〜3日目で合計3.2GBの通信を利用しているので、4日目の昼頃に速度制限がかかります。しかし、2〜4日目は合計2.7GBしか通信を利用しておらず、3GBを下回っているため、5日目の昼頃には速度制限が解除されるでしょう。
WiMAXのメリット
3日で3GBの速度制限があるWiMAXですが、悪いことだけではありません。利用者にとって、さまざまなメリットがあるのでご紹介します。
工事が不要
WiMAXは、インターネットの開通工事をすることなく、利用開始することができます。家庭だけでなく、会社や学校などといった、工事が難しい場合でも、気軽に利用できるメリットがあるでしょう。
月額料金が安い
WiMAXには、月額の料金が比較的安い特徴があります。毎月インターネットをたっぷり使うことができる、通信料の上限がない安心プランは、月額4,380円。上限が7GBに設定されているプランの場合は、月額3,696円です。通信の上限がないプランの一般的な相場は、5,000円前後ですので、比べるとWiMAXのプランの安さが分かります。
auのLTE回線も使える
WiMAXは、KDDIグループの会社でもあります。そのため、オプション契約ではありますが、auのLTE回線も利用することができるのです。地方のWiMAXの通信が利用できない地域で、auのLTE回線が使える地域がある場合があります。そんな時には便利に使えるでしょう。
まとめ
WiMAXには、3日で3GBを使うと速度制限がかかるというルールがありますが、これは意外と問題にはなりません。インターネットをかなり使うヘビーユーザーでない限りは、ストレスになるようなルールではないでしょう。月額料金が安いというようなメリットもあるので、WiMAXが気になる人は、ぜひ検討してみてください。