固定電話を引いている場合、月々の固定費が気になりますよね。そこでおすすめなのがひかり電話です。通常の固定電話と同じ機能で、料金をぐっと節約することができます。そんなひかり電話の特長と、解約までの流れを詳しくご説明していきましょう。新たにひかり電話を契約しようとお考えの人はぜひ知っておきたい情報です。
ひかり電話とは
光ファイバー網を使った電話
ひかり電話とは、電話回線ではなく光ファイバー網を使用した電話のサービスのことです。NTTを含めた大手の通信会社がもっている光ファイバーを使ってサービスが提供されています。近年では、インターネットの普及率も増えているため、電話とインターネットを合わせて使う人によく利用されており、差し込み口が電話線に繋がっているのに対し、光ファイバーの線に繋がっているのが特長です。
光ファイバー専用の端末に接続する
屋内に入ってきた光ファイバーをそのまま使うわけではありません。専用のルーターを使い、パソコン用と電話用に回線を分けて使用します。ルーターにはパソコンやその他のネットワーク機器を接続するLANケーブルの差し込み口と、電話線を繋ぐ口があります。こういう仕組みから、今までの電話回線が一切不要となるのが特長です。
ひかり電話にするメリット
電話加入権が必要なし
固定電話の場合、電話加入権が必要になります。名義変更や相続など権利につきまとう様々な制約があるのです。ひと昔前には、新設する際にNTT東日本、NTT西日本に払う施設設置負担金が発生していましたが、現在はこちらが廃止されています。こういった固定電話特有の、電話加入権に関する面倒な手続きもひかり電話なら一切不要というわけです。
電話の基本使用料が安い
固定電話の場合、電話の基本使用料が発生します。地域や契約内容によって多少の違いはありますが、1,400円から2,500円の間で毎月費用が発生するのです。それに対してひかり電話の場合、1回線が500円程度と固定電話と比較しても格段に費用を抑えることができます。FAXとしても使用できるので、2回線使っても1,000円ととてもお得です。
通話料が安い
電話の通話料金は、市内通話、市外通話、距離などによって設定されており、昼や夜に電話しても、市内か市外によって通話料金が変わってきます。それに対してひかり電話の場合は、昼や夜は関係なく国内の通話であれば一律の料金です。核家族化が進み、家族が日本全国に散らばっている場合には、こういったサービスは非常に嬉しいポイント。無料通話がついているプランもあるので自分にあったものを選びましょう。
電話番号を残すことができる
ひかり電話に変更しても今までの電話番号は、基本的には残すことが可能です。もちろん、新たに電話番号を取得することもできます。昔からの知人とは固定電話の番号で繋がっているという人や、何か契約をする場合に、固定電話の番号が必要だったりするときもあるので、固定電話番号は残しておきたいという人にはおすすめです。
ひかり電話の解約について
ひかり電話のみの解約
インターネットを契約する際に、同時にひかり電話を契約しているという話もよくあります。そういった場合、ひかり電話のみを解約することが可能です。ただし、レンタルされているルーターやその時の契約内容によって、インターネットまで使用できなくなることがあるので注意が必要となります。今までレンタルしていたルーターを返却することが求められる場合もあるので、他社製のルーターを独自で購入することが必要になります。
解約時に注意しておきたいこと
解約をする場合、契約する際に申し込んだ契約期間外などにあたるとき、解約金が発生します。通常の固定電話の利用休止の場合、2,000円から10,000円程度の費用が発生しますが、ひかり電話の場合も、会社によって費用は異なりますが、支払いが発生するのです。キャンペーン適用などを理由に契約している場合もあるので、しっかりと契約時に内容を確認しておきましょう。
まとめ
固定電話を解約して、ひかり電話にするだけで月々の固定費を削減できることはなんとなく知っているけれど、行動に移せていないという人も多いのではないでしょうか?契約のことから、ひかり電話のメリットのこと、ひかり電話の解約方法まで細かく理解していれば、その1歩を自信をもって踏み出せるのではないでしょうか?さっそく、明日から賢く毎月の固定費の節約方法を取り入れましょう。