携帯電話料金とインターネット料金のセット割引が広まっていますが、実はプロバイダの変更が必要になるケースがあります。ところが、プロバイダの解約や乗り換えを行うと、解約金が発生したり、それまで利用していたサービスが使えなくなったりすることも。解約金を払わず、解約後のトラブルを回避するためにはどうしたらいいのでしょうか。
OCNを解約する方法
WEBから解約する場合
OCNのサイト(https://mypage.ocn.ne.jp/ksupport/ocn/cancel/cancel_ocn.html)から、WEB上で解約手続きを進めることができます。手続きには、Nから始まる10桁のお客様番号、認証ID、認証パスワードが必要です。これらの情報は契約時に発生した書類「OCN会員登録証」「お申し込み内容のご案内」のいずれかで確認できます。
電話で解約する場合
電話で解約する場合は、NTTコミュニケーションズのコールセンター「0120-506-506」に電話します。電話解約の場合にもお客様番号が必要となりますので、「OCN会員登録証」もしくは「お申し込み内容のご案内」を事前に準備しておくとスムーズです。万が一お客様番号を忘れてしまっていても、契約者本人の情報で照合が取れれば、電話口で番号を確認してもらうことも可能です。
解約金はどんなときに発生するの?
OCNの解約金が発生するケース
OCNでは、契約後2年以内に解約する場合には一律5,000円の解約金が発生します。2年以上契約を継続している場合には発生しません。また、これとは別に2年割のプランを契約していた場合、2年ごとの更新月以外のタイミングで解約する場合に解約金が発生します。発生する金額はファミリータイプで2,400円、マンションタイプで1,200円となっています。
プロバイダ(OCN)の他に、回線の解約金が必要になる場合も
フレッツ光など、回線の契約は継続させ、OCN契約後2年以内に他社に乗り換える、という場合にはOCNの解約金のみが発生します。ところが、回線契約そのものも解約する場合には、条件によっては回線の解約金が発生することになります。OCNの場合、NTTのフレッツ光回線か、OCNのOCN光回線のいずれかを使用しています。
解約金が発生しないタイミングを狙おう
解約のタイミングによってはプロバイダと回線会社の両方から解約金を請求されてしまうこともあります。また、契約更新月をうっかり勘違いしていて、気づけば更新月が終わっていた、なんていうこともありえます。OCNのコールセンター「0120-506-506」に電話すれば、更新月を確認することができます。確認する際には請求書などに記載のある「お客様番号」を控えておきましょう。
引越し先でも利用継続なら解約金発生ナシ!
引越し先でもフレッツ光とOCNを継続して利用するなら、解約金は発生しません。その代わり移転手続きが必要となりますから、忘れずに手続きを行いましょう。なお、NTT東日本の場合のみ移転工事費が発生します。
引越しを伴う解約の場合、解約金が一部免除となる場合も
仕事の都合で、急に転居を余儀なくされることもありえます。NTT東日本のエリアからエリア外に転居する場合、必要書類を提出することで、2年割の解約金免除を受けることができます。ただし、初期工事費用の分割支払い分は免除されません。NTT西日本のエリアからエリア外に転居する場合、6ヶ月以上の利用実績があれば解約金なしで解約することが可能です。
OCNを解約すると使えなくなるサービス
〜〜〜@ocn…のメールアドレス
OCN契約時にプロバイダから付与されたメールアドレスは解約とともに使用できなくなります。そのため、OCNのメールアドレスでメールマガジンなどを受信していた場合には、宛先を変更してもらうよう、手続きが必要です。また、メールアドレスを使ってログインするようなウェブサービスにOCNのメールアドレスを登録していた場合、登録情報の変更が必要になります。メールソフトも設定の変更が必要です。
IP電話の電話番号
IP電話の番号はプロバイダから付与されたものですので、プロバイダ解約後はIP電話が使えなくなります。また、プロバイダを乗り換える場合でも、それまでの電話番号は使えなくなり、新しい番号に変更となります。
OCNマイポケット
OCN契約中は、OCNマイポケットに画像や動画のデータをアップロードして保存しておけますが、解約してしまうとOCNマイポケットが使用できなくなります。そのため、アップロードしていたデータをいったん全てダウンロードしておかなければ、解約とともにデータを紛失してしまいます。
プロバイダは解約しても、OCNのサービスを使う方法
OCNバリュープランならメールアドレスを使い続けられる!
OCN以外のプロバイダの利用者が、メールアドレスをはじめとするOCNオプションサービスを利用できるのがOCNバリュープラン!解約時に「バリュープランに移行したい」と伝えれば、月額270円(税込)でメールアドレスを残すことができます。
IP電話、OCNマイポケットも追加料金を払えば継続可能
IP電話の050番号やOCNマイポケットに保存したデータも、OCNバリュープランのオプションを契約すれば、プロバイダ解約後も継続して使うことができます。IP電話を継続利用するためには「050あんしんナンバー for OCN」(月額486円、税込)、OCNマイポケットを継続するためには「OCNマイポケット(月額324円、税込)」のオプションを申し込みましょう。
OCNバリュープラン契約時の注意点
プロバイダをOCNから他社に乗り換え、OCNバリュープランを契約した場合には1つだけ注意点があります。それは、OCNを利用したインターネット接続を利用できるという点です。OCNバリュープランでインターネット接続を行う場合には毎分16.2円(税込)の従量料金が発生します。プロバイダ乗り換え後は、間違っても古いOCNのIDでインターネットに接続しないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?OCNを解約するにあたって、解約金発生を回避するにはとにかく更新月の把握が重要です。忘れてしまった場合は電話で確認しておきましょう。OCN解約後も、OCN バリュープランならメールアドレスなどのサービスを継続利用できます。さまざまな設定変更が煩わしかったり、設定を変更しておく手間をかけられない場合には検討してみてはいかがでしょうか。