ポケットWiFi

徹底検証!ソフトバンクの「Pocket WiFi」はお得なのか?

当記事では、ソフトバンクの「Pocket WiFi」について紹介します。WiFiのルーターは、多くの会社から似たようなプランや端末で発売されており、実際どこを選べば良いか迷われる方もいるでしょう。携帯3大キャリアの1つであるソフトバンクの料金やサービスの特徴について触れていきましょう。

そもそも「Pocket WiFi」とは何でしょうか?

モバイルWi-Fiルーターの通信方式には2種類あります

「Pocket WiFi」とはWi-Fiのルーターで、まさにポケットに入るサイズの端末のこと。この端末から無線でパソコンやスマホでネット接続することができます。通信方式には大きく分けて、「LTE」と「WiMAX」の2種類があり、ソフトバンクの「Pocket WiFi」は「LTE」方式の方を採用しています。

通信方式ではなく、料金やサービスで選びましょう

では、「LTE」と「WiMAX」のどちらの方式がより利便性が高いでしょうか?これについては、実際に運用するのに、方式の違いによって影響はほとんどないといえます。それよりも、料金体系やサービス内容で契約を決めた方が良いでしょう。

ソフトバンク「Pocket WiFi」の端末の選び方

プランは2種類

ソフトバンクの「Pocket WiFi」の端末は、対応した通信プランによって、何種類か発売されています。「4G/LTEデータし放題フラット」の対応端末が2種類、「4Gデータし放題フラット+」の対応端末が3種類あります。

端末代金は実質無料

端末代ですが、通常の2年契約であれば、月月割で相殺して、実質無料にすることができます。一例として「Pocket WiFi 501HW」という機種でいうと、機種代金が42,000円で、24分割で毎月の支払いが1,750円ですが、月月割で24ヶ月間毎月1,750円割引になるため、2年間解約をしなければ、端末代金の支払いは0円で済むことになります。

端末を選ぶ基準とは

では、契約する端末を選ぶ基準は何でしょうか?基本的には、新しいものの方が、最大の通信スピードが早い傾向があります。とはいえ、実際に表記上の最大スピードが出ることはほとんどありませんので、機能面などで判断した方が良さそうです。例えば、接続したスマホやタブレットに専用のアプリでテレビ視聴が可能になるものや、スマホに充電もできる大容量バッテリーを搭載したものなど、希望するものをチョイスしてみてください。

ソフトバンク「Pocket WiFi」の料金体系

プランによって最高速度が違う

プランには、「4G/LTEデータし放題フラット」と「4Gデータし放題フラット+」の2種類があります。違いはLTE通信が使えるかどうか。「4G/LTEデータし放題フラット」の方は、下りの通信速度が最大187.5Mbpsの契約プラン。ただし、LTEの非対応エリアでは、最大112.5Mbps以下になってしまいます。「4Gデータし放題フラット+」は下り最大110Mbpsです。

プランの基本料金

プランは2つありますが、それぞれ料金は同一となっています。専用端末は全て2年契約で実質0円。基本料金なども全く同じ金額です。使いたい機種や対応エリアによって、契約機種やプランを考慮するようにしましょう。基本使用料は月4,531円。それとは別に、4Gデータ通信基本料として月540円かかります。端末代は割引で0円ですので、毎月の支払いは、合わせて月5,071円(税込)となります。

キャンペーン適用でお得に!

ただし、ソフトバンクは、ほぼ常に何らかの「Pocket WiFi」の販促キャンペーンを行っています。例えば、「Pocket WiFi 特別キャンペーン」ですと、新スーパーボーナスの加入で、毎月1,000円が割引になります。新スーパーボーナスとは2年間、月月割が受けられるというもの。契約に非加入ですと毎月の支払金額は跳ね上がるため、入るとお得になります。

結局、月々の支払いはいくら?

キャンペーン割引分を適用した毎月の支払い額は3,991円となります。他キャリアやWiMAXなども大体、月4,000円前後ですので、可もなく不可もなくといった金額です。なお、両プラン共、データ通信料に制限があるので注意してください。毎月7Gバイトを超えると、その月の以降の通信速度が、最大128kbpsまで落ちてしまいます。通常速度に戻すには、1Gバイトごとに1,000円の追加料金が必要になります。

スマホがソフトバンクならまとめてお得!

スマホのキャリアがソフトバンクでしたら、「Wi-Fiルータープラン」というプランが使えます。これは、スマホのデータプランと通信データの容量を分け合えるというもの。これを適用すれば、端末自体は月1,900円で持つことができます(2年契約に加入の場合)。

とはいえ、トータルの通信量が増えるわけではなく、スマホで10Gバイトの「データ定額パック・大容量」を契約していたら、スマホと「Pocket WiFi」を合わせて10Gが使用限度となります。したがって、自身の月のパケット使用量を把握し、スマホとシェアするか、「Pocket WiFi」のみの契約にするのかを考えてみましょう。

まとめ

以上、ソフトバンクの「Pocket WiFi」について説明してきました。結局のところ、ソフトバンクの「Pocket WiFi」は他社と比べて7G制限がある割には、料金も特別安いわけでもなく、特に大きなメリットも感じられないのが事実です。その上で契約をオススメできるのは、自宅の回線含め、家族全員がソフトバンクで統一しているケースくらいといえるでしょう。